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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員II」 (TOブックスラノベ)

本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員II」 (TOブックスラノベ)

香月美夜 and 椎名優

累計読者数8
平均ハイライト数 1.3件/人
star総合評価 34/100
boltライト読書型
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この本について

仕事でも日常でも、人に頼ったり頼られたりする場面ってありますよね。自分では必死にやっているつもりでも、周りとの温度差に戸惑ったり、「あの時の自分の言葉、どう受け取られていたんだろう…」と後から不安になったり。そんな噛み合わなさのモヤモヤを抱えたまま走っていると、ふと心が疲れてしまうことがあります。 今回の抜粋を読んで改めて感じたのは、努力のスピードが人によって違うことへの寄り添い方が、この巻にはやさしい形で散りばめられているということです。アンゲリカの座学の遅れを責めるでも甘やかすでもなく、周囲が「できた分」をちゃんと見ている姿や、本人がまだ遠い道のりに肩を落としながらも前に進もうとする瞬間が丁寧に描かれています。また、ローゼマインの「自分だけ感覚がずれてしまった」不安と、相手の表情や言葉を細かく覚えている一途さが並んで描かれていて、人との関係における時間差のズレがやわらかく浮かび上がります。 そういう場面を追っていると、「完璧じゃなくても関係はちゃんと育つ」という、小さくて現実的な安心がもらえるんですよね。誰かの変化を急かすのではなく、いまの速度をそのまま受け止めて見守る姿勢も、このシリーズの魅力だと思います。 人間関係の距離感でよくつまずく人や、「進んでいるつもりなのに伝わらない」という感覚に心当たりがある人には、特に刺さる巻だと思います。

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