
IPOは野村にきいてみよう。
野村證券 公開引受部
ダイヤモンド社 / 2023-04-19
この本について
IPOまわりの本って、どうしても「成功物語」みたいに語られがちですが、実際に迷うのはもっと手前の段階ですよね。上場を考えた瞬間に出てくるあのモヤモヤ……組織はこのままでいいのか、数字管理はどこまでやればいいのか、そもそも自分たちは本当に上場していい会社なのか。僕自身もそこがずっと引っかかっていました。 『IPOは野村にきいてみよう。』が面白いのは、夢とか勢いじゃなくて、「上場企業として求められる現実」をかなり丁寧に見せてくれるところです。例えば、創業者がすべてを決めるオーナー経営からどう脱却するのか、利益計画や予実管理をどんな粒度で回し始めれば審査に耐えられるのか、あるいは上場がブランドや信用にどう効くのか。どれも、現場で手を動かす人にとって避けて通れないポイントばかりでした。 読んでいて感じたのは、IPOは「株を売るイベント」ではなく、体制づくりを通して会社を磨く長いプロセスなんだという視点です。ダイヤを掘り出して磨き、鑑定にかけ、値段がつくまでの比喩が出てきますが、本当にその通りで、審査も、数字管理も、組織運営も全部つながっています。この本は、その全体像を無理なく頭に入れさせてくれる稀な一冊でした。 上場を“いつかやりたい”で止めている人より、むしろ「現実的にどう進めるか」を知りたい人に刺さる内容だと思います。今の組織や仕組みのどこに手を入れるべきか、具体的に見えてくるはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




