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最後にして最初のアイドル (ハヤカワ文庫JA)

最後にして最初のアイドル (ハヤカワ文庫JA)

草野 原々

累計読者数9
平均ハイライト数 3件/人
推定読了時間 約6時間41分
star総合評価 39/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 17%

この本について

最近、何かに「時間も感情もぜんぶ吸われてる気がするけど、まあ生活は回ってるし…」みたいなモヤモヤを抱えている人、多いんじゃないでしょうか。やめたいのにやめられないものって、本人の意思とは別のところで人生を形作ってきたりします。ソシャゲでも、仕事でも、推しでも。自分でもよく分からないまま巻き込まれていく感覚って、ときどき怖いし、でもどこか心地よくもあって。 『最後にして最初のアイドル』の抜粋を見ていると、読者が惹かれているのは「依存と正当化のリアルさ」と「常識を吹き飛ばすスケールの大げささ」が同時に走っているところなんですよね。課金を健康と結びつけてしまう視点とか、アイドル活動が死体集めになる異常さとか、ソシャゲが“器官”として進化したという極端な比喩とか。現実の感情の動きが、宇宙規模まで拡大されて描かれるからこそ、逆に自分の生活の歪みが見えてくる感じがあります。 この本が効くのは、まず「自分の行動を正当化しているロジック」をいったん笑い飛ばせるところです。やりすぎてるのにやめられない自分を、責めるのではなく俯瞰できるようになる。それから、毎日の積み重ねとか“推すこと”の意味みたいなものが、バカバカしいほどデフォルメされているおかげで、現実の小さな選択の重さが少しだけ軽くなる。最後に、依存や熱狂を単純に否定しない点も救いで、読んだあとに「自分はこれとどう付き合うか」を静かに考えられます。 推し活やソシャゲに人生の一部を持っていかれている自覚がある人には、特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

“バイバイ、地球―ここでアイドル活動できて楽しかったよ。”SFコンテスト史上初の特別賞&42年ぶりにデビュー作で星雲賞を受賞した実存主義的ワイドスクリーン百合バロックプロレタリアートアイドルハードSFの表題作をはじめ、ガチャが得意なフレンズたちが宇宙創世の真理へ驀進する「エヴォリューションがーるず」、書き下ろしの声優スペースオペラ「暗黒声優」の3篇を収録する、驚天動地の草野原々1st作品集!
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