
デザインされたギャンブル依存症
ナターシャ・ダウ・シュール、日暮 雅通
累計読者数5
平均ハイライト数 10件/人
推定読了時間 約11時間43分
star総合評価 53/100
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この本について
人と関わる仕事をしていると、休みの日なのに誰とも話したくない時ってありますよね。家にいても気が休まらず、スマホを見るだけで疲れてしまうようなあの感じ。逃げたいわけじゃないのに、どこに身を置けばいいのか分からなくなる瞬間があると思います。 『デザインされたギャンブル依存症』を読んで驚いたのは、スロットにのめり込む人たちが求めているのは「興奮」よりも「何も感じなくていい場所」だという点でした。ゾーンに入ることで他者から切り離され、意識が静かになっていく。その背景には、仕事での過剰な対人負荷や、人間関係への不信、ただ静かでいたいという願いがある。本書は、依存症という大きなラベルでは説明しきれない“日常の延長線にある心理”を丁寧に描いています。 もうひとつ刺さったのは、依存の核心が「勝つことより、続けること」になっていく構造です。マシンの仕組みを理解したくない理由や、清算ボタンが選択肢に入らなくなる理由など、行動の裏側にある“確実さへのあがき”が言語化されていて、自分の癖や逃げ場の探し方にも思い当たる部分がありました。 人間関係に疲れやすい人や、頭を空っぽにしたくてついルーティン行動に逃げてしまう人には、かなり刺さる内容だと思います。自分の弱さを責めずに、「なぜそうなるのか」を少し立体的に理解できる本でした。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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出版社による紹介
ギャンブラーたちの心理から、メーカーの戦略、行政の規制緩和まで、ギャンブル依存症にまつわる問題点を詳細なインタビューや取材をもとに分析。いままではギャンブラーの意思の問題と考えられてきた依存症をまったくあたらしい切り口で語る、気鋭の文化人類学者による画期の書。2013年度グレゴリー・ベイトソン賞特別賞受賞作。
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