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読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)

読んでいない本について堂々と語る方法 (ちくま学芸文庫)

ピエール・バイヤール and 大浦康介

累計読者数19
平均ハイライト数 15.3件/人
推定読了時間 約4時間42分
star総合評価 54/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 28%

この本について

本について話す場面で、相手が知っている前提で会話が進んだり、自分がちゃんと読めていないことに後ろめたさを覚えたりすることってありますよね。読書が好きなのに、いつも「全部読めてない」という負い目を抱え続けるあの感じ、僕もずっと抜け出せませんでした。 この本が面白いのは、「本を読む/読まない」という二択そのものをずらしてくれるところです。抜粋にもありますが、著者はまず「本を読むことは読まないことと表裏一体」と言い切ります。読めなかった無数の本も含めて、僕らは自分だけの“内なる図書館”を形成している。そして実際に会話で飛び交っているのは、現実の本そのものではなく、その人の人生で形づくられた「位置関係」や「記憶の断片」なのだ、と。これを知るだけで、読書との向き合い方がだいぶ軽くなりました。 もうひとつ刺さったのは、「本の全体像を把握できるなら、必ずしも通読する必要はない」という視点です。読んでいない部分があるから語れないのではなく、自分がどこに立っているかさえ分かれば、むしろその“空白”が想像力を働かせてくれる。読書量が足りない自分を責めていた時間が、ちょっと別のものに変わります。 全部を把握しないと不安になる人より、「読みきれなさ」とうまく付き合いたい人に向いている本です。読書に対する負荷がふっと軽くなる感覚が欲しいときに、そっと開くといいと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

欧米で話題沸騰“未読書コメント術”。本は読んでいなくてもコメントできる。いや、むしろ読んでいないほうがいいくらいだ...大胆不敵なテーゼをひっさげて、フランス論壇の鬼才が放つ世界的ベストセラー。これ一冊あれば、とっさのコメントも、レポートや小論文、「読書感想文」も、もう怖くない。
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