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人はどこまで合理的か 上

人はどこまで合理的か 上

スティーブン・ピンカー and 橘 明美

草思社 / 2022-07-12

累計読者数20
平均ハイライト数 7.8件/人
推定読了時間 約5時間46分
star総合評価 49/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%

この本について

最近、人と話していて「なんでこんなに話がかみ合わないんだろう」とか、自分の判断に自信が持てずに立ち止まることが増えてきました。情報も多いし、意見も強いし、どれが正しくて何を信じればいいのか、正直よくわからなくなる瞬間があります。 そんなときに読んだのが『人はどこまで合理的か 上』でした。これは「もっと賢くなろう」というタイプの本ではなくて、むしろ「人間の頭はこういうところでズレる」という具体例を一つずつ見せながら、視点を調整してくれる本です。たとえば、第一印象を過信しやすいこと。指数関数的な変化を直感で理解できないこと。説明が増えるほど説得力が上がったように錯覚してしまうこと。こういう“自分でもやってる癖”を、サン族の追跡の話やDNA証拠の例など、具体的な場面を通して見せてくれます。 読んでいて救われるのは、「理性は一人では強くならない」という指摘でした。自分の判断がぐらつくのは能力不足ではなく、人間のデフォルト仕様みたいなもの。だからこそ、情報との距離感を見直したり、誰かとの議論の中で考えを磨いたりする必要があるんだと思えます。この本は、そのための“思考の癖直し”に近い位置付けです。 自分の直感やニュースの印象に引っ張られやすいと感じている人、あるいは「なんとなくの判断」を減らしたい人には特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

陰謀論やフェイクニュースを信じ、党派的な議論や認知バイアスに陥って、結論を誤る原因とは? 21世紀に入り、人類はこれまでにない知的な高みへと到達した。 わずか1年足らずで新型コロナウイルスのワクチンを開発できたことも、その成果のひとつだ。 その一方で、フェイクニュースや陰謀論の蔓延、党派的な議論の横行を多くの人が嘆くようになっている。 人間はこんなに賢いのにもかかわらず、なぜこんなに愚かなのか? じつは、人の非合理性には、ある種の理由やパターンがある。 フェイクニュースや陰謀論、党派的な議論、将来への蓄えをしないこと、 国同士が凄惨な消耗戦に陥ることには、理由がある。 損を取り返そうと無茶な賭けをしたり、わずかな損のリスクを過大評価して 有利な取引を辞退したりするのには、パターンがある。 理由やパターンがあるなら、これらの非合理には、対策や介入が可能なはずだ。 理性の力で間違いを減らし、人生と世界を豊かにするには、どうすればよいか? ハーバード大学の人気講義が教える、理性の働かせ方!
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