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夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業

夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業

夏井 いつき

累計読者数3
平均ハイライト数 11.7件/人
star総合評価 47/100
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この本について

仕事でも日常でも、同じ景色を見ているはずなのに、自分だけ何も拾えていない気がすることってありませんか。観察力を鍛えたいと思いつつ、いざノートを開くと何を書けばいいのか分からなくなる。そんな「見る力」のモヤモヤに、この本はちょうどよく効いてきます。 俳句の本と聞くと、季語や五七五の型を覚える堅い世界を想像しがちですが、読んでみるとむしろ逆で、日々の出来事をそのまま材料にしていいんだ、という気楽さを与えてくれます。季語だけでまとめようとすると誰でも似た発想になってしまうこと、一物仕立てが実は俳句全体の数%しかないことを知ると、「気づけなかった自分」を責めなくてよかったんだと肩の力が抜けます。代わりに、「五・七」「七・五」で日記を書くとか、起きた出来事を十二音にしてみるとか、具体的にできる行動が示されていて、観察のアンテナが自然と立ち上がっていく感覚があります。 個人的には、季語が作者の心情まで代弁してくれる、という捉え方が新鮮でした。自分の気持ちを無理に言語化しなくても、季語と別の要素を取り合わせるだけで、いつの間にか本音が外側に出てくれる。つらい出来事さえ俳句にしてしまえば、少しだけ昇華されるという話も、日々いろいろある身としては素直にうなずけました。 景色の見え方を変えたい人、毎日がただ過ぎていくように感じている人には、とても静かに刺さる本だと思います。

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