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恋と禁忌の述語論理 (講談社文庫)

恋と禁忌の述語論理 (講談社文庫)

井上真偽

講談社 / 2015-01-07

累計読者数11
平均ハイライト数 4.6件/人
推定読了時間 約5時間36分
star総合評価 43/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 25%

この本について

仕事でも日常でも、目の前の出来事をどう整理していいか分からなくなる瞬間ってありますよね。筋道立てて考えたいのに、気持ちや思い込みが入り込んで、どこから手をつければいいのか曖昧になる。自分もよくそこでつまずくのですが、この本を読んだとき、論理ってもっと身近で、むしろ人間臭いものなんだなと少し肩の力が抜けました。 読者の方が抜き出している「可能性から事実は導けない」とか、「人間が論理的に考えるのに必要なのは四種類の記号だけ」という部分は、まさにその核心で、複雑に見える問題でも、前提とルールを丁寧にそろえれば意外とシンプルに扱える、という視点の転換をくれます。論理式の充足問題のようなガチの話が出てくる一方で、突然「食べても太らないなんて消化器科へ行け」という掛け合いが挟まるところも、この作品のいいバランスで、論理が人間の感情や勘と地続きであることを自然に感じさせてくれます。 物語としての仕掛けももちろん面白いのですが、それ以上に「考えるときの足場をどう作るか」を物語を通して体でつかませてくれる本でした。自分の思考の癖を見直したい人、あるいは“論理って難しそう”という先入観をゆるく壊したい人に刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

大学生の詠彦は、天才数理論理学者の叔母、硯さんを訪ねる。独身でアラサー美女の彼女に、名探偵が解決したはずの殺人事件の真相を証明してもらうために……。詠彦が次々と持ち込む事件――「手料理は殺意か祝福か?」「『幽霊の証明』で絞殺犯を特定できるか?」「双子の『どちらが』殺したのか?」――と、個性豊かすぎる名探偵たち。「すべての人間の思索活動の頂点に立つ」という数理論理学で、すべての謎を証明できるのか!?
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