
「無敵」のメンタル
千田 琢哉
学研プラス / 2019-03-19
この本について
仕事で小さなミスをしただけなのに、必要以上に自分を責めてしまう時があります。失敗したら終わりな気がして、一歩踏み出すのが怖くなることもありますよね。頭では「もっと挑戦したい」と思っているのに、実際の行動は守りに入ってしまう。そのギャップにモヤモヤしている人は多いはずです。 『「無敵」のメンタル』は、そういう“臆病さごと自分を連れていく”ための視点をくれる本でした。著者自身が臆病者だと何度も書いているからこそ、読者の不安を無理に否定しません。「熟慮して、それでもやると決めた臆病者こそ本当に強い」という言葉は、行動できない自分を責め続けていた人にはかなり効くと思います。そして、サラリーマンという立場を“失敗し放題の環境”として捉え直す視点も、肩の力を抜いて挑戦する後押しをしてくれます。上司が責任を被る構造に触れているところも現実的で、妙な勇ましさではなく、等身大の勇気を取りにいける感覚があります。 さらに印象的だったのは、ストレスや裏切りさえ「語れる素材」に変えられるという考え方でした。嫌な出来事を避けるのではなく、日記に書いて距離を置くことで、あとから知恵が湧いてくる。これは精神論というより、実際の行動としてすぐに試せるところがいいなと思います。 仕事で慎重になりすぎて前に進めない人、あるいは失敗への恐怖が頭から離れない人に刺さる一冊です。読んだあと、「臆病なままで動いてみるか」と思えるくらいの軽さで背中を押してくれます。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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