
好きなことだけして生きていけ
千田 琢哉
PHP研究所 / 2013-01-01
この本について
仕事はそれなりにこなせているのに、日曜の夕方になると胸の奥がざわつく。好きなことを考えるとワクワクするのに、「でも現実は…」と自分でブレーキを踏んでしまう。そんなモヤモヤを抱えたまま走っていると、ふと自分がどこに向かっているのか分からなくなる時があります。僕も何度もそうでした。 この本が効くのは、「自分の本音がどこにあるのか分からなくなっている時」です。たとえば、好きなことを遠ざける原因が、意外と“強制された経験の積み重ね”にあると気づかせてくれたり、子どもの頃に没頭していた感覚を思い出すことが、思っている以上に今の判断を軽くしてくれたりします。また、周りの賛成を待つのではなく、自分ひとりが納得できれば十分だという視点は、行動のハードルを一段下げてくれました。特に「大嫌いなことを続けたからこそ、絶対にやりたくないことが明確になった」という話は、自分の過去の迷走にも妙に重なりました。 これは、「好きなことに踏み出したいけれど、自分の気持ちに自信が持てない人」に刺さる本です。大げさな夢を語れと言うわけでもなく、誰かを説得しろとも言わない。ただ、自分の好き嫌いを曖昧にしないこと。その積み重ねが、月曜の朝を少しだけ楽しみにする生き方につながるんだろうなと、読みながら思いました。 僕自身、まだ迷いながらですが、ここで書かれている視点は日常の判断を確かに軽くしてくれています。そんな距離感の一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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