
承認欲求に気づけば自由になる
田町ジロー
この本について
最近、「気づけば誰かの期待を基準に動いていたな…」とふと立ち止まる瞬間がありました。頑張っているはずなのに、心のどこかが落ち着かない。褒められたら安心するし、褒められなければ不安になる。それを繰り返していると、いつのまにか自分のやりたいことが薄まっていくんですよね。 田町ジローさんの『承認欲求に気づけば自由になる』は、このモヤモヤに静かにメスを入れてくれる本でした。大げさな理論ではなく、「ああ、こういう場面あるな」と思い当たるシーンが多くて、自分でも気づけていなかった癖みたいなものが浮き上がってくる感じがあります。例えば、「みんなにすごいと思われたい」と思う瞬間ほど、実は自分の動きが不自然になっていたこと。あるいは「遠慮して生きている感じ」が抜けないのは、頑張るか引くかのどちらを選べば認められるか、無意識に探っていたからだと気づいたこと。 この本が効いてくるのは、「何かを達成しないと自分を肯定できない」という思い込みが少しずつ緩むところだと思います。何もしなくてもいい、という言葉は最初は受け取りにくいけれど、具体的なシーンと一緒に語られると、実際の行動レベルでの変化につながりやすい。人の目から離れた基準を、少しずつ自分の中に取り戻すための本です。 「人からの評価が気になりすぎて、自分のペースを見失いがちな人」に刺さると思います。自分を追い立てるクセに疲れたとき、静かに深呼吸させてくれる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
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