
つらかった過去を手放す本―――思い出したくない「あのこと」にサヨナラ!
石原加受子
累計読者数3
平均ハイライト数 55.3件/人
star総合評価 55/100
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この本について
人に合わせすぎて疲れてしまったり、昔の出来事がふとよみがえっては「なんであんなことになったんだろう」と自分を責めてしまうことってありますよね。相手を許せない気持ちが残っていたり、逆に自分が誰かを傷つけた記憶に縛られてしまったり。頭では「もう気にしなくていい」と思っても、感情だけが置き去りになるような感覚、僕もよくあります。 この本が効くのは、そんな“整理できないまま残っている気持ち”に対して、いきなり前向きになれと言わず、まず「そのままでいい」と言ってくれるところです。許せない気持ちも、憎しみも、疲れも、全部いったんそのまま置いていい。そこから、自分がなぜ自分を犠牲にしてしまうのか、なぜあんな相手と関わってしまったのか…その理由を、他人ではなく自分との対話の中でていねいに拾っていきます。相手の気持ちを推測して行動してしまう癖や、「いつか変わってくれるかも」と期待して動けなくなる状態を、やさしくほどいてくれる感じがあります。 読んでいて特に印象に残るのは、“自分を救うのは自分しかいない”という、とてもシンプルだけど避けがちな視点です。相手の謝罪があれば楽になれると思っていた気持ちも、その裏にあるのは「自分がどれだけ傷ついていたか」に気付けていないことだと気づかされます。そう考えると、過去をもう少し別の角度から見られるようになるんですよね。 他人に合わせすぎてしまう人、自分を後回しにしてしまう人、昔の出来事にまだ引っ張られている人には、とても静かに効いてくる一冊だと思います。
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