
仕事・人間関係 どうしても許せない人がいるときに読む本 (中経出版)
心屋 仁之助
KADOKAWA / 2013-08
この本について
職場でも日常でも、「あの人のこの一言だけはどうしても無理…」みたいな場面ってありますよね。相手が変わらないかぎり、このモヤモヤは一生ついて回るのかな、と考えてしまうこともあります。でも、よくよく振り返ると、反応しているのは相手よりも“自分のどこか古い傷”だったりします。そう分かっていても扱い方が分からないまま、大人になってしまった人は多いと思うんです。 この本が面白いのは、「許せない相手をどう扱うか」より先に、自分の中に眠っているトゲを丁寧に見に行く流れになっているところです。たとえば、誰かのルーズさに過剰反応してしまうとき、その背景には“自分が守らなきゃいけない”と刷り込まれたルールがあったりします。あるいは、ダメ出しに強く傷つくとき、それは昔の自分がまだ痛んだままだからかもしれません。そうやって、反応の根っこを見つけていくと、「ああ、自分はこれをずっと怖がってたんだな」と腑に落ちる瞬間があるんですよね。 さらにもう一歩踏み込むと、“損してもいい”という感覚を少しだけ許してみると、相手を変えようとする力みが抜けて、人間関係がふっと軽くなったりします。もちろん魔法みたいに全部が丸く収まるわけではないけれど、自分の内側の反乱が静まると、外の世界の見え方もゆっくり変わっていきます。 「相手の言動に振り回されてしんどいけど、自分を責めるのももう疲れた」という人には、じんわり効く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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