
一生お金に困らない生き方
心屋 仁之助
PHP研究所 / 2015-03-17
この本について
お金のことで悩んでいるときって、「もっと頑張らないと」「足りないのは自分のせいだ」と、気づけば自分を締め付ける方向に考えが寄っていきますよね。僕自身、支出があるたびに心がざわつくタイプだったので、気持ちはよくわかります。でも振り返ると、不安そのものよりも、“自分には受け取る価値がない”という思い込みのほうがしんどかったりします。 この本が面白いのは、いきなり「節約しよう」とか「投資を始めよう」ではなく、お金に対する「前提」を緩めるところから入ってくれるところです。たとえば、お金を使うときに「減る」じゃなくて「回る」と捉えてみるとか、働けていなくても、成果が出ていなくても、自分の価値はゼロにならないと認めてみるとか。こういう意識の調整って地味なんですが、支出のたびにビクッとしなくなるし、人に頼ることへの罪悪感が少しずつ薄れていく感覚があります。読者が保存している部分も、まさにその“心のクセを直す”ところに刺さっているんだと思います。 もちろん、魔法みたいに急に収入が増える、といった話ではありません。ただ、「どうせ自分には価値がある」と仮置きしてみるだけで、行動が少しだけ変わるんですよね。頼れなかった相手に相談してみるとか、必要以上にケチらないでみるとか。そういう小さな変化が、お金との距離感をだいぶ楽にしてくれます。 自分の「足りなさ」を基準に生きがちな人ほど、腑に落ちるところが多い一冊です。僕もずっとそっち側だったので、抵抗がある部分こそ試してみる価値があるな、と感じました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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