
たった1日で声まで良くなる話し方の教科書
魚住 りえ
東洋経済新報社 / 2015-08-07
この本について
電話で妙に声が上ずったり、オンライン会議で早口になってしまったり、雑談になると急に会話が続かなくなる…。自分でも気をつけているつもりなのに、場面ごとに“うまく話せない自分”が顔を出してしまうこと、ありますよね。僕も仕事の連絡だけで疲れてしまう日があって、原因は内容よりも「声の出し方」なんじゃないか、と気づいたことがあります。 この本が面白いのは、抽象的な話し方指南ではなく、「声そのものをどう扱うか」に踏み込んでいるところです。たとえば電話なら意識して声を低めにしてエネルギーを落とす、とか、低い声だと暗くなるので口角だけは上げる、とか。実際にやってみると、相手の反応がほんの少し変わるのが分かります。また、声の高さと話す速さの組み合わせで印象が変わる話も、仕事中のちょっとした場面転換にそのまま使えます。叱るときは低くゆっくり、残念な報告は低い声で手短に、会話が弾まないときは小物に触れる。どれも現場で試せる“手ざわり”があります。 さらに、声を良くするには腹式呼吸が実はかなり効くという点も、やってみると納得でした。寝転んで練習してみると、胸だけで息をしていた自分に気づけます。声が整うと、焦りやすい場面でもペースを崩しにくくなるのが不思議です。 話すことに自信がないというより、「場面ごとの微調整ができなくて損してる気がする人」に刺さる本だと思います。僕もまだ揺れながらですが、こういう具体的な工夫があると、少しずつ“話しやすい自分”に近づける気がしています。
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多くの読者は第5章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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