
脂肪と人類―渇望と嫌悪の歴史―(新潮選書)
イェンヌ・ダムベリ and 久山葉子
累計読者数3
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star総合評価 41/100
start序盤集中型
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この本について
脂っこいものを食べると罪悪感がわく一方で、完全には手放せない。健康情報も時代ごとに変わるから、何を信じていいのか分からなくなる。そんなモヤモヤを抱えたまま、結局“自分の感覚”にも自信が持てないまま食べている人は多いと思います。僕もその一人でした。 この本が面白いのは、脂肪を「良い・悪い」で語らず、人間がどう向き合ってきたかを歴史と文化の目線で追っていくところです。例えば、脂肪を見ただけで脳が即反応するしくみがあるとか、昔のヨーロッパではバターを食べるための免罪符が売られていたとか、意外すぎる事実が淡々と出てくる。その積み重ねで、「いま自分が抱えている感覚は、個人の弱さじゃなくてもっと長い歴史の延長なんだ」と腑に落ちる瞬間があります。また、脂肪は栄養であり身体の一部であり、時代によって意味がまったく変わってきたことを知ると、いまの“摂りすぎ=自制心の欠如”みたいな空気も、絶対的な正しさではないと気づけます。 食べ方を変えるというより、食べ物との距離感が静かに変わる本です。とくに「食に振り回されている感じがするけど、強い意志で解決したいわけでもない」という人に刺さると思います。
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出版社による紹介
神への捧げものか、健康の敵か。石器時代から現在まで続く脂肪と人類の複雑な関係を描く、目からウロコのサイエンス・ヒストリー!
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