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一度太るとなぜ痩せにくい?~食欲と肥満の科学~ (光文社新書)

一度太るとなぜ痩せにくい?~食欲と肥満の科学~ (光文社新書)

新谷 隆史

累計読者数7
平均ハイライト数 8.6件/人
推定読了時間 約5時間46分
star総合評価 40/100
start序盤集中型
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この本について

食べる量はそんなに多くないつもりなのに、気づけば体が重くなっていて、「自分ではコントロールできていない感じ」にモヤっとすることがあります。食欲って意思よりも体の仕組みに左右されているんじゃないか…と薄々思っているけれど、何が起きているのかはよくわからない。その感覚に近い人には、この本がかなり実用的に刺さります。 読んでまず驚いたのは、内臓脂肪の扱われ方が想像よりずっと動的だということです。増えやすいけど減りやすい、一方で増えすぎると脂肪酸が漏れ出して炎症を起こす…という流れが丁寧に説明されていて、今まで「脂肪=ただ蓄える袋」くらいのイメージだったものが、日々反応する組織として理解できるようになりました。また、異所性脂肪が肝臓や筋肉にたまっていくプロセスを知ると、「体重が落ちた・落ちない」だけでは判断できない理由にも腑に落ちるところが多いです。 さらに、塩味やうま味の話がかなり面白くて、料理の味つけの調整が“食欲の入り口”に大きく関わっていることもわかります。濃いうま味が塩味を和らげる、少量の塩で甘味が強まるなど、普段なんとなく感じていた味の変化に、ちゃんと理屈があると知ると、自分の食べ方を見直すヒントに変わっていきます。 「意思の弱さじゃなくて、体のメカニズムを知ってから調整したい」と感じている人には、かなり現実的に役立つ一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「太るのはイヤ」と思っている人は多い。また、一度太るとなかなか痩せられないと実感している方も多いのではないだろうか。いつか痩せると思って昔の洋服をとっておいても、結局、着ることができないといった...。肥満そのものは病気ではない。しかし、糖尿病や高血圧、高脂血症を始め、肥満は様々な疾患の原因になっているだけでなく、心筋梗塞や脳卒中など、死と隣り合わせの重篤な疾患を引き起こす。そして現在、日本や世界では、「健康を損なう肥満」が蔓延しつつある。本書では、基礎生物学の研究者が最新の知見を紹介。肥満が引き起こされる仕組み、美味しいものが認識される仕組み、食欲が生み出される仕組みなどを明らかにしながら、私たちが健康に生きるためのヒントを提示する。
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