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どうしても「許せない」人 (ベスト新書)

どうしても「許せない」人 (ベスト新書)

加藤諦三

ベストセラーズ / 2008-01-08

累計読者数5
平均ハイライト数 19.6件/人
推定読了時間 約1時間55分
star総合評価 60/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 35%

この本について

人間関係で「どうしてこんなに消耗するんだろう」と思う日ってありますよね。相手が悪いのか、自分が甘いのか、あるいは自分が気にしすぎなのか。頭では割り切ったつもりでも、心の底に澱のように「許せない」が残っていて、前に進めないまま時間だけが過ぎていく。僕自身、このループに何度もハマりました。 この本が効いてくるのは、感情論ではなく“なぜ許せない状態から抜けられないのか”を、かなり現実的に説明してくれるところです。たとえば、憎しみで視野が狭くなり、自分の人生まで相手に握られてしまう感覚とか、やらなくていいことを背負ってしまう背景にある「自己蔑視」の癖とか、聞き慣れた言葉の奥にある構造が丁寧に言語化されています。そして「許そう」と無理に美徳を掲げるのではなく、一度は復讐心をそのまま持っていい、と緊張をゆるめてくれる。そのうえで、最終的には自分の生活を立て直す方向へ少しずつ視点を誘導してくれるところが、この本の強みだと思います。 とくに刺さるのは、自分を安く扱ってくる相手ほど、こちらが迎合するかどうかを敏感に見抜くという指摘でした。僕自身、断れずに消耗していた時期ほど「相手が変わらない」という思いでいっぱいだったのですが、実際には自分の側の境界が曖昧すぎたんだと気づかされました。ずるい人にとっての“美徳”が、こちらの搾取の条件になってしまうという指摘も、身に覚えのある人にはかなり刺さるはずです。 誰か一人をずっと許せず、でも怒りに振り回されるのにも疲れてきた人に、静かに効く本です。自分の責任と他人の責任の境界線を、もう一度引き直したい人に向いています。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

無理な要求をするトラブルメーカー、平気で人を騙す人… あなたの周りの「ひどい人」で消耗しないために! この世の中には、ズーズーしい人、他人を騙す人など、どうしても「許せない」人がいる。 しかし、憎しみの感情にとらわれれば、人は不幸になってしまう。また他人への対応を間違えれば、人生そのものを間違えてしまう。 悪い人、ずるい人を「許す」必要はない。悩み苦しんでいる人に必要なのは、自分が再生するために「憎しみを乗り越える」ことだ。 生きていれば、必ずトラブルは起きる。しかし、「質の悪い人」を心の中で断ち切り、人生の目的をもてれば、あなたは心が動揺しない人間になれる。 そして気がつかないうちに復讐はできている。
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