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許し方: 他人を許すには、正確な“知識”が必要です。

許し方: 他人を許すには、正確な“知識”が必要です。

小池義孝

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この本について

「許したいのに、どうしても心がざわつく」「忘れたいだけなのに、ちょっとしたきっかけで黒い気持ちがぶり返す」──こういう感覚って、理屈じゃなく身体の反応に近いところがあって、自分でも手に負えないことがあります。僕も長いあいだ、“気にしないようにする”ことでなんとかしようとして、逆に疲れ切っていました。 この本が面白いのは、許しを精神論ではなく“仕組み”として扱っているところです。恨みが貸し借りの感覚に近いこと、怒りを抑え込むほど精神エネルギーが削られていくこと、トリガーがある限り心は地雷原のままになること……こういう説明が入ることで、感情が暴れる理由が少しずつ輪郭を持ち始めます。許すことが肯定ではない、という視点も個人的にはかなり救われました。悪は悪のままでいい、ただ恨みのエネルギーを手放すだけでいい。そこが腹に落ちると、相手ではなく「自分の生活を軽くするための作業」として捉え直せます。 感情に押し流されがちな人ほど、知識で“足場”を作った方が動きやすいのかもしれません。もし「許せない自分を責め続けて疲れている人」なら、この本の視点は役に立つと思います。

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