
僕らが生きているよのなかのしくみは「法」でわかる~13歳からの法学入門
遠藤研一郎
この本について
日常の中で「なんでこういう決まりになってるんだろう」とモヤモヤすること、けっこうありませんか。多数決で決めたはずなのに納得できなかったり、家族やお金のことになると急に線引きが曖昧に感じたり。自分の感覚と社会のルールのあいだにズレがあると、ちょっとだけ生きづらさが出るんですよね。僕も同じで、なんとなく理解した気になったまま過ごしていた時期が長かったです。 この本は、そのズレを丁寧にほどいてくれました。たとえば、「ルールは固定ではなく、解釈がある」という視点を知るだけで、決まりごとに対して窮屈さだけを感じなくなります。多数決の章も、ただの“多数が勝つ仕組み”ではなく、話し合いを積み重ねたうえでの手段だと示していて、学校や職場の場面をすぐ思い出しました。さらに、プライバシーや名誉といった概念が「その人が何を守りたいか」という、とても個人的な感覚を起点にしていると知ると、他人の領域との距離感の取り方が少し柔らかくなります。 読み進めていくと、法の話なのに、やたら生活の場面が思い浮かぶんですよね。子どものお祝い金を親がどう管理できるかとか、夫婦や親子の関係性とか。法律が“遠くのルール”じゃなく、“自分の毎日の裏側にある仕組み”だと自然に腑に落ちる感じがあります。 社会のルールに対して「自分なりの理解と距離感を持ちたい人」に刺さる本だと思います。大げさな答えはくれませんが、自分と世界のあいだにある薄い膜が一枚はがれるような感覚がありました。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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