
現役ドクターが教える! 医学部合格への受験戦略・勉強法
細井 龍
日東書院本社 / 2019-07
この本について
受験の話になると、「結局どこから手をつければいいのか」「親はどこまで関わるべきなのか」が曖昧なまま時間だけが過ぎていくことってありますよね。やる気がないわけじゃないのに、気づくと勉強も計画も“なんとなく”で動いてしまうあの感じ、僕もよくわかります。 この本が効くのは、その“なんとなく”を具体的な行動レベルにまで落とし込んでくれるところでした。逆算で計画を立てる、と言われると抽象的ですが、最終目標から中期・短期の3本で設計し、しかも問題集ごとにバツを色分けして積み上げを見える化する。こういう「明日からそのまま真似できる仕組み」が丁寧に書かれていて、計画倒れしがちな人ほど刺さります。また、環境を“再起動”として切り替える話や、公園で暗記していいという実践的な視点も、勉強って机にしがみつくだけじゃないんだと肩の力が抜けました。 親の役割についても踏み込みすぎず、でも現実的に語られているのが印象的でした。勉強を教える必要はなくて、情報を選び、正しく評価するところを担う。中高一貫校が強い理由や、早く走り出した人が有利になる構造の説明も、感情論ではなく仕組みとして理解できるので、焦りよりも「じゃあ今からどう動くか」に意識が向きます。 医学部志望に限らず、「計画と勉強の質をどう上げればいいのか迷っている人」に特に合う一冊だと思います。自分の現在地をちゃんと把握して、そこから逆算して進む感覚をつかみたい人には、かなり実用的に働くはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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