
読書嫌いのための図書室案内 (ハヤカワ文庫JA)
青谷 真未
早川書房 / 2020-04-16
累計読者数3
平均ハイライト数 1.3件/人
推定読了時間 約3時間49分
star総合評価 30/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%
この本について
仕事でも日常でも、正解があるようで見つからない時ってありますよね。あの時ああ言えばよかったのか、もっと踏み込むべきだったのか……と後から考えてしまうやつです。結局、人の気持ちって単純に「正しい/間違っている」で割り切れないから余計にややこしい。そんなモヤモヤに触れてくるのが、この『読書嫌いのための図書室案内』でした。 この本が面白いのは、物語を「予言の書」だと言い切ったり、読むことで「幾通りもの経験をシミュレートできる」と語るところです。大げさに聞こえるけれど、抜粋を読んだ人が保存したのはきっと、この“物語は現実の縮図かもしれない”という感覚なんじゃないかと思います。たとえば、誰かの秘密にどう向き合うか。真相を明かせば解決とは限らない。その視点は、仕事でも人間関係でも、そのまま使える気づきでした。 読書って、何かを劇的に変える魔法じゃないけれど、自分の中にもう一つの視点を置いておけるのは強いな、と改めて思います。この本はまさにその“予備の視点”を静かに増やしてくれるタイプの物語でした。迷いながらも人の気持ちを丁寧に扱いたい人に刺さると思います。
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出版社による紹介
読書が嫌いな高校二年生の荒坂浩二は、ひょんなことから廃刊久しい図書新聞の再刊を任される。本好き女子の藤生蛍とともに紙面に載せる読書感想文の執筆を依頼し始めた浩二だったが、同級生の八重樫、美術部の緑川先輩、生物の樋崎先生から、執筆と引き換えに不可解な条件を提示されてしまう。その理由を探る浩二と蛍はやがて、三人の秘めた想いや昔学校で起きた自殺事件に直面し……本をめぐる高校生たちの青春と秘密の物語
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