
実践Data Scienceシリーズ PythonではじめるKaggleスタートブック (KS情報科学専門書)
石原祥太郎、村田秀樹
講談社 / 2020-03-19
この本について
Kaggleを始めたものの、「前処理ってどこまでやればいいのか」「Notebookを読んでも腑に落ちないまま写経して終わる…」みたいなモヤモヤ、僕もずっと抱えていました。手を動かしているのに、判断基準が曖昧なままなんですよね。 この本がよかったのは、まさにその“判断の根拠”を一つずつ言語化してくれるところです。たとえば、標準化をtrainだけで計算するとtestで効かない理由とか、欠損値を無邪気に埋めると逆効果になり得る場面とか、One-Hotを使うべき理由が「モデルの性質と矛盾しないから」という実務寄りの視点で書かれている。さらに、可視化で仮説の確度を上げていく流れも丁寧で、勘ではなく「こういう状況ならこの処理が筋が通る」という手触りが残ります。 あと地味に救われたのが、Notebookを読むコツがちゃんと書いてあることです。全部理解しようと身構えなくても、共通部分は読み飛ばしていいとか、まず自分で一度submitしてから他人の解法を読むと理解が深まるとか、迷走しがちな初期の学び方に現実的な道筋をくれる。 Kaggleで「何をどう判断すればいいか」でつまずいている人には特に刺さる一冊だと思います。自分の手で動かしながら、前処理や特徴量づくりの考え方を身につけたい人にちょうどいい距離感の本でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの35%が集中しています。
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