
25年後のセックス・アンド・ザ・シティ
キャンディス・ブシュネル and 長澤あかね
この本について
年齢を重ねるほど、恋愛や人間関係のことで「今さらこんなことで悩むとは…」みたいな気まずさが出てきますよね。若い頃みたいに一直線にも行けないし、かといって悟りきれているわけでもない。誰かと一緒にいたい気持ちと、自分の生活を守りたい気持ちのあいだで揺れたりもする。あの感じ、けっこうしんどいです。 『25年後のセックス・アンド・ザ・シティ』は、その“しんどさ”を無理にポジティブに変換しないまま、でも前に進むヒントだけはちゃんと置いていってくれる一冊でした。たとえば、恋愛を人生の主役に据えなくてもいいという視点は、焦りが強くなったときに効きますし、「恐れ」を抱えたまま関係を築くことだって普通だという姿勢には、自分を責めがちな人ほど救われると思います。さらに、パートナーシップを“荷物を半分持ち合う関係”として捉え直すくだりは、現実的で、今日から考え方を変えられるくらい具体的でした。 中年以降の恋愛や生き方を語る本は多いけれど、この本は「人生は映画じゃない」という前提で話してくれるのがありがたいんですよね。完璧な変化を求められないし、何度も再起動しながら少しずつ軌道に戻っていく感じが、現実に近い。だからこそ、読むと肩の力が抜けます。 こんな人に刺さると思います。どこかで「もう遅いのかな」とひっそり不安になっているけれど、まだ自分の人生を味わい尽くしたいと思っている人。そんな人には、静かに効く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
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