
中国拷問・処刑残酷史
柳内 伸作
アドレナライズ / 2020-07-03
累計読者数3
平均ハイライト数 4件/人
推定読了時間 約2時間8分
star総合評価 45/100
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この本について
仕事でも日常でも、「人ってどこまで暴走するんだろう」とか、「権力を持った瞬間に性格が変わるあの感じは何なんだろう」と、説明しきれないモヤモヤが残ることがあります。自分も同じで、きれいごとだけでは片づかない“人間の底”みたいなものに向き合うたび、言葉にできない違和感が積み上がっていきました。 この本は、そういう感覚に一歩踏み込んでくるタイプの一冊です。拷問や処刑という極端な題材を扱っていますが、読みどころは残酷さそのものより、「人間は余剰を持つと何を始めるのか」「権力を得た瞬間に凡夫性がどう露呈するのか」といった、人間の構造に目を向けさせてくれるところにあります。歴史的事例を通して、私たちが普段“当たり前”だと思っている価値観が、実はかなり狭い範囲の上に成り立っているだけかもしれない、という視点をそっと差し出してくれるんです。 読んだからといって急に優しくなれるわけでも、世界が明るくなるわけでもないけれど、人の愚かさや暴力性を「そういう面も確かにある」と受け止められるようになるのはたしかで、仕事の場で人の判断を見誤らないための一つの“地図”にはなりました。人間観を少し深掘りしたい人に刺さると思います。
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出版社による紹介
人類社会が行き詰まったとき、人類社会は大量の人類を駆除する機能を備えている。人間の頭脳の奥底にはそのような考え方が連綿として潜んでいる。平和な時代は人間を殺戮することは嫌悪をもって迎えるが、切羽詰まった戦乱の時代にあってはこのような処置はたびたび喚呼の声をもって迎えられた実績がある。(「まえがき」より) 連綿と現出する、残酷きわまりない戦慄の地獄図……。中国史に残る過酷な拷問と処刑の数々を描く。 第1章 残虐無比の為政者たち 第2章 古代から続く凄惨な刑罰と処刑 第3章 モンゴル帝国の野望と非情の掟 第4章 阿鼻叫喚の処刑 ●柳内伸作(やない・しんさく) ノンフィクション作家。1947年、福島県生まれ。東京経済大学卒業。1972年、陸上自衛隊調査学校心理戦防護課程(陸軍中野学校の後身)を修了。防衛庁陸幕調査部の情報工作官として国外情報を収集後、戦略情報を分析、その後陸上自衛隊富士学校の研究員として教範を作成、次いで陸上自衛隊高射学校で戦史教官を務める。1992年、『週刊文春』に投稿のクーデター小論で免職に処され、提訴。政府は自衛隊がクーデターの教育をしていると認めた上に、裁判所も自衛隊はクーデターの研究・教育をしている事実は認定したが最高裁で敗訴。
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