
聊斎志異の怪 (角川ソフィア文庫)
蒲 松齢、志村 有弘
KADOKAWA / 2004-08
累計読者数4
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約3時間14分
star総合評価 36/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%
この本について
仕事の合間にふと、「自分の考えがどこか凝り固まってきている気がするな」と感じることがあります。日常の延長線上だけで物事を見ていると、意外な角度からの刺激がほしくなる瞬間があるんですよね。そんなときに、自分は怪談や昔話のような“現実とは少しずれた世界”に触れると、思考の窓がふっと開くことがあります。 『聊斎志異の怪』はまさにその役割を果たしてくれました。「無駄話をする書斎」という由来の通り、肩の力を抜いて異界の話に身を置けるのがこの本のいいところです。怖さや奇妙さだけで終わらず、当時の人が何を恐れ、何に願いを込めていたのかがにじむので、読み終えると自分の感情の奥にも同じような揺れが残ります。幼名のエピソードのように、日常の細部を別の目線で捉え直すきっかけになる話も多く、読みながら自分の生活をそっと照らされる感じがありました。 現実と非現実の境目で少し呼吸を整えたい人には刺さると思います。怪談というより、日常が静かに揺らぐ瞬間を味わいたいときに手元に置いておきたい一冊でした。
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出版社による紹介
芥川龍之介や森歐外などが愛読した『聊斎志異』は、中国、清の蒲松齢が20年以上民間伝承を取材しまとめた、全16巻からなる世界最大の怪異小説集。本書では幽霊譚・動物奇談・妖怪譚を抄録し、現代語訳で紹介する
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