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悪霊 1 (光文社古典新訳文庫)

悪霊 1 (光文社古典新訳文庫)

ドストエフスキー and 亀山 郁夫

グループ・ゼロ / 2020-09-19

累計読者数5
平均ハイライト数 7.8件/人
推定読了時間 約1時間17分
star総合評価 30/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 13%

この本について

仕事でも人間関係でも、自分でも説明しきれない重さを抱える瞬間ってありますよね。表向きは普通に過ごしているのに、内側ではざわざわしている感じというか。そんなとき、自分の中の「得体の知れなさ」をどう扱えばいいのか、いつも迷います。 『悪霊 1』を読んでいて思ったのは、人の中にある矛盾や影を、無理に整理しようとしなくてもいいのかもしれない、ということでした。読者が保存していた場面の多くは、華やかさと不穏さが同居した人物の描写だったり、救済と恐怖が同時に存在する宗教的なエピソードだったり、本人すら把握できない「揺れ」を正面から描いた部分ばかりなんですよね。きっとそこに、自分の中にも説明しきれない部分がある、という感覚が重なったんじゃないかと思います。 この小説の効き方はすごく現実的で、読んだから劇的に前向きになれる、みたいな話ではありません。ただ、人の表と裏にこんなにも幅があるのだと知ることで、仕事で誰かの態度に過剰に揺れたり、自分の感情に正しさを求めすぎたりする場面で、ちょっとだけ呼吸がしやすくなる。あるいは、他人の“きらめき”と“影”を同時に見てしまうとき、自分だけが混乱しているわけじゃないと思える。それがこの本の役割に近い気がします。 自分の中の複雑さに説明をつけようとして疲れてしまう人に、静かに刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

身体が弱いため空気のいい田舎に引っ越してきた笹森雪子は同じクラスですぐ仲良くなった秀美の恋のために七子の発案でコックリさんを始めてしまう。そこで大量のミミズのようなものがついた悪霊が発生。家でも沢山のミミズが憑くようになってしまった。そんなとき秀美が好きな草壁君が雪子に近づき自転車に乗せながら口説いてきてしまう。怪奇現象が少女をとりまく谷間夢路のホラー作品
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