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キリン解剖記

キリン解剖記

郡司芽久

ナツメ社 / 2019-08-01

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推定読了時間 約3時間14分
star総合評価 51/100
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この本について

仕事でも勉強でも、目の前のことに向き合っているつもりなのに、「本質を見ていない気がする」「名前や正解を当てにいってばかりだな」とふと立ち止まることがありませんか。私もよくやってしまいます。手元の資料ばかり眺めて、肝心の“現物”をちゃんと見ていない感じ。そんなモヤモヤの正体を、この本を読みながら思い知らされました。 『キリン解剖記』は、巨大な動物の解剖という特殊な世界の話なのに、読み進めるほど、自分の日常の姿勢がじんわり浮かび上がります。例えば、筋肉の名前にこだわりすぎて、肝心のキリンを観察できていなかったという場面。私たちも仕事の「正解」に囚われて、現場の現実を見なくなる瞬間がありますよね。名前より、まず“どことどこがつながっているのか”を観ること。これは仕事の課題にもそのまま響きます。 もうひとつ刺さったのは、「自分なんかがやっていいのか」という気持ちとの付き合い方です。著者も大失敗に落ち込み、先輩研究者ならもっと上手くやれただろうと泣いています。でも、その悔しさごと積み重ねていくことでしか、自分の目は育たない。誰かの基準に合わせるのではなく、自分の観察で確かめていく姿勢が丁寧に描かれています。 特別な技術の話に見えて、実は「自分の目で考える練習」の本です。正解に急ぎがちな人や、自信のなさに足が止まる人には、静かに効いてくるはずです。言い換えると、“考えることに不器用なまま頑張っている人”に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

長い首を器用に操るキリンの不思議に、解剖学で迫る!「キリンの首の骨や筋肉ってどうなっているの?」「他の動物との違いや共通点は?」「そもそも、解剖ってどうやるの?」「何のために研究を続けるの?」etc. 10年で約30頭のキリンを解剖してきた研究者による、出会い、学び、発見の物語。
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