
火星の人
アンディ ウィアー and 小野田和子
早川書房 / 2022-03-16
累計読者数5
平均ハイライト数 10.8件/人
推定読了時間 約3時間48分
star総合評価 56/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 49%
この本について
仕事でも生活でも、気づけば「自分でどうにかするしかない状況」に放り込まれる瞬間ってありますよね。助けを待つには遅いし、相談しても返ってくるのは抽象論だけ。そんなときの心細さとか、妙な静けさって、けっこうしんどいものです。 『火星の人』を読んでいると、その感覚が妙にリアルに整理されていく感じがありました。ワトニーが火星でひとり、設備が壊れるたびにブツブツ言いながら直していく姿は、大げさに見えて、実は日常とそんなに変わらないんですよね。湿度が高すぎるとか、パーツを外しすぎてNASAに怒られるとか、地味な作業なのに淡々と受け止めていく。その視点が、「大問題に見えることも、分解するとただの作業の集合なんだな」と思わせてくれます。 そしてもうひとつ、孤独の感じ方が丁寧です。ハブが見えなくなるだけで不安になるとか、退屈すぎてジャガイモの世話が恋しくなるとか、人間って環境のほんのちょっとした違いでここまで揺れるのかと気づかされる。自分の弱さや怖さを「そういうものだよな」と受け止める余裕が少しだけ生まれます。 極限の物語なのに、読むとむしろ肩の力が抜ける一冊です。自分の生活を一度リセットして見たい人に刺さると思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところが――。奇跡的にマークは生きていた!? 不毛の惑星に一人残された彼は限られた食料・物資、自らの技術・知識を駆使して生き延びていく。映画「オデッセイ」原作。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




