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火星の人〔新版〕 上 (ハヤカワ文庫SF)

火星の人〔新版〕 上 (ハヤカワ文庫SF)

アンディ ウィアー and 小野田 和子

早川書房 / 2022-03-16

累計読者数63
平均ハイライト数 4.1件/人
推定読了時間 約3時間48分
star総合評価 54/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 46%

この本について

仕事でも生活でも、想定外のトラブルが一気に押し寄せてきて「もう無理では?」と思う瞬間ってありますよね。慎重に進めたいのに、時間もリソースも足りなくて、どこかで腹をくくらないと前に進めない。頭では分かっていても、失敗が怖くて手が止まる。僕自身よくそこで立ち往生します。 『火星の人〔新版〕 上』を読んでいて思い出したのは、「完璧じゃなくていいから一歩動く」ことの現実的な感触でした。主人公が故障だらけの環境で、ハブの温度を下げてバクテリアを冬眠させたり、乾燥したクソを水で戻して肥料にしたり、NASAの強い制止を振り切って装置を分解してみたり。全部きれいな解決じゃないんですが、目の前の条件を冷静に観察して、できる範囲から手をつけていく姿がすごくリアルなんです。さらに地上側でも、手順や前例を守りたい部署同士がぶつかりながら、「リスクはあるけれど、何もしない方がもっと危ない」という判断に踏み切る。ここに妙に励まされました。 この本が効くのは、判断に迷って動けなくなる時です。例えば「失敗したら終わりだ」と思い込んでしまう場面に、物語の中の「失敗は学習体験」という視点が、過剰な恐怖を少しだけほぐしてくれる。あるいは、環境が不完全でも工夫次第でなんとかなる、という感覚が、現実の仕事の小さな改善に落とし込みやすい。 とくに、慎重な性格だけど前に進みたい人には刺さると思います。僕もまさにそのタイプで、読みながら「これくらい雑でも試していいんだよな」と肩の力が抜けました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところが――。奇跡的にマークは生きていた!? 不毛の惑星に一人残された彼は限られた食料・物資、自らの技術・知識を駆使して生き延びていく。映画「オデッセイ」原作。
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