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カール・シュミット ナチスと例外状況の政治学 (中公新書)

カール・シュミット ナチスと例外状況の政治学 (中公新書)

蔭山宏

中央公論新社 / 2020-06

累計読者数3
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star総合評価 63/100
start序盤集中型
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この本について

仕事でも社会でも、「なんでこんなに対立が噛み合わないんだろう」と感じる瞬間ってありますよね。自分では議論しているつもりなのに、どこかで質が変わって、もう別の次元の争いになってしまうようなあの感覚。合理的に整理すれば解決するはず、と思いながらも、どこかでそれだけでは足りない気もする。僕自身、このモヤモヤを長く抱えていました。 この本は、そういう行き詰まりに「政治的なもの」という視点をそっと差し込んでくれます。たとえば、議論が突然かみ合わなくなる理由を、シュミットは「友と敵」という枠組みや、対立が質的に変わる瞬間として説明します。また、合理的に中立を保とうとするほど、逆に政治的な緊張が地下に潜り、いつか別のかたちで噴き出すこともある。制度やルールに潜む暴力性まで含めて世界を見直すことで、表面的な“正しさ”の議論からいったん距離が取れるようになるんです。 さらに読んでいて刺さったのは、民主主義や自由主義の裏側にある“前提”そのものが、歴史的にどう変化してきたのかを丁寧にたどっているところ。自分が当然だと思っている価値観も、特定の秩序や技術、あるいは「中立化」への志向が生み出したものにすぎないかもしれない。そう考えると、職場でも日常でも、目の前の対立を別の地図で眺め直す余裕が生まれました。 表面的な議論より、背後の構造を見たい人に刺さる一冊です。

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出版社による紹介

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