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政治家の覚悟 (文春新書)

政治家の覚悟 (文春新書)

菅 義偉

累計読者数3
平均ハイライト数 20.3件/人
star総合評価 54/100
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この本について

政治のニュースを見ていて、「結局、誰が何を決めているのかよく分からないまま時間だけが過ぎていく……」と感じることってありませんか。現場で何が起きていて、どこに無駄やねじれがあるのか、肌感として知りたいのに、表に出てくる情報はどうしても断片的になりがちです。僕自身、そのモヤモヤを抱えたまま政治を眺めていた時期が長かったのですが、この本はその“見えない部分”の輪郭を少しはっきりさせてくれました。 たとえば、省庁同士の縦割りがどうやって意思決定を遅らせてしまうのか、官僚やメディアの反応が政策の現場にどんな形で影響するのか、著者自身の体験から具体的に語られます。読んでいて驚いたのは、ダムの管理が省庁ごとに分断されていて水害対策に活かせていない話や、電波利用料の収支バランスなど、普段の生活ではまず知り得ない構造の細部まで触れられていることです。また、政策を通すときに「国民の声」と「官僚の論理」のどちらにどう向き合うかという葛藤も、少し生々しい形で描かれています。 政治に詳しくなくても読めますが、「なんで日本の行政はこうなるんだろう」と一度でも思ったことのある人には特に刺さるはずです。派手な理想論ではなく、現場での小さな衝突や調整がどう積み重なるのかを知ることで、ニュースの見え方が少し変わる本でした。

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