
イスラームからヨーロッパをみる 社会の深層で何が起きているのか (岩波新書)
内藤 正典
累計読者数3
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star総合評価 66/100
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この本について
国際ニュースを見ていて、「何が背景にあるのか結局よくわからないまま流してしまう…」みたいなモヤモヤ、ありませんか。イスラームやヨーロッパの移民問題も、説明は聞くけれど、自分の中で一本の線につながらない。そのままずっと気になっていました。 この本は、いわゆる“イスラーム VS ヨーロッパ”みたいな大ざっぱな構図ではなく、共生がどこでほころび、なぜ怒りが噴き上がり、なぜ立場の違う人たちがまったく異なる世界を見ているのかを、具体的な出来事を軸に追っていきます。たとえば、国家と宗教の距離感が歴史的にどう形づくられたのか、あるいはシリア崩壊のプロセスがヨーロッパ社会に何を引き起こしたのか。断片的に知っていたニュースが、ようやく立体的に見えてきました。 読んでいると、「移民が増えたから衝突した」という単純さでは到底説明できない現実が浮かび上がります。若者が信仰以外の拠り所を失っていく場面や、世俗主義が強すぎることで生まれる“生きづらさ”など、あのニュースの裏にはこういう感情や制度の積み重ねがあったのか…と何度も立ち止まりました。 表面的な理解から一歩進みたい人、特に「ニュースの背景をもう少し人間の視点で理解したい」という人には刺さると思います。
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