
ニュー・エリートの時代 ポストコロナ「3つの二極化」を乗り越える (角川書店単行本)
中島 聡
KADOKAWA / 2021-04
この本について
仕事をしていると、「この作業、意味あるんだろうか」「もっと大事なことに時間を使いたいのに」という気持ちがふと湧くことがあります。やらなくていいと分かっていても、昔からの慣習とか、誰かの指示とか、理由になっていない理由に流されてしまう。頭では分かっていても、現場ではなかなか変えられないんですよね。 この本が効くのは、そのモヤモヤを“気合で乗り越える”方向ではなく、「自分の立ち位置から一度離れて、会社にとって本当に必要なことは何か?」という視点に引き戻してくれるところです。頼まれていなくても重要なものは先に形にしてしまえばいい、という考え方は、単なる根性論ではなく、生産性の低さに悩む自分たちが実際に取れる行動としてリアルに落とし込めます。また、Slack やミーティングの話にしても、「ツールの使い方」ではなく、「どうすればチーム全体の時間を奪わず成果につながるか」という発想が軸になっていて、読みながら自分の働き方のクセが見えてきます。 さらに、エンジニアの話や教育の話まで踏み込んでいるのに、どれも共通しているのは“当事者意識”があるかどうか。自分の仕事が誰につながり、何を良くするために存在しているのか。そこがクリアになると、無駄な作業を切り落とす判断もしやすくなるし、逆に「ここは頑張るべきだ」という場面も自然と見えるようになってきます。 今の働き方にうっすら違和感があるけれど、何を変えればいいのかわからない人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの31%が集中しています。
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