
新版 外国人労働者受け入れを問う (岩波ブックレット)
宮島 喬、鈴木 江理子
岩波書店 / 2019-10-04
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この本について
外国人労働の話題って、ニュースで断片的に見るたび、「そもそも今の制度ってどうつながっているんだっけ…?」と置いていかれたような気分になることがあります。技能実習も特定技能も聞いたことはあるのに、なぜこうなったのかを自分の言葉で説明できない。僕もずっとその状態でした。 この本が助かったのは、今ある制度を“結果”としてではなく、“歴史の積み重ね”として見せてくれたことです。例えば、90年の入管法改定で日系南米人が一気に増えた背景を知ると、現在の受け入れ議論が急に立体的になりますし、技能実習制度が「国際貢献」として始まり、現場とのギャップの中でどう歪んでいったかを追うと、単純な善悪では語れない構造が見えてきます。さらに、制度の決定は国なのに、実際の生活支援は自治体が担っているというズレも、現場で起きている不安や摩擦を理解する手がかりになりました。 仕事で外国人と関わる人だけでなく、「日本がどんな選択をしてきたのか、一度腰を据えて整理したい」という人に刺さる一冊だと思います。制度そのものよりも、その裏にある現実の積み重ねに興味が湧くタイプの人には、特にしっくりくるはずです。
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出版社による紹介
2018年末の改定入管法により、外国人労働者の受け入れ拡大が進められている。だが、そこでは彼らは労働力として扱われ、人として受け入れる視点が欠けている。移住女性の状況やヘイトスピーチの問題などにも目配りしながら、いま日本で暮らす、そして新たにやって来る外国人と共に生きる多文化社会への途を考察する。改定法を踏まえて見直した新版。
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