
ゼロからわかるファイナンス思考 働く人と会社の成長戦略
朝倉祐介
講談社 / 2022-04-20
この本について
仕事で数字を見るたびに、「結局うちの会社って、どこに向かっているんだろう…」みたいなモヤモヤが消えない時があります。売上は伸びているのに不安だったり、逆に利益が出ていなくても妙に楽観的だったり。PLやBSを眺めていても、そこにどんな意味があるのか腑に落ちないまま働いている人は多いと思います。僕自身もずっとその一人でした。 この本が効いたのは、会社のお金の流れを“部分”じゃなく“全体”で捉えられるようになったことです。PL脳に偏ると、短期の売上づくりに振り回されてブランドや事業体力を削ってしまう―そんな怖さを、実際の仕組みを使いながら説明してくれるのがありがたかった。さらに、株主と債権者では見ている景色が違うことや、セカンダリー・マーケットが「会社が立ち上がる仕組み」として欠かせない理由も丁寧に語られていて、日々の仕事と資本市場がようやく一本の線でつながりました。 もう一つ大きかったのは、「企業価値って結局何なのか」をキャッシュフローという具体的な単位で理解できたことです。DCFの割引率がなぜ必要なのか、将来のお金をどう扱えばいいのか。そのあたりが曖昧なままだと、投資判断も企画立案もなんとなくの感覚で終わってしまいますが、この本はそこを変えてくれます。派手さはないけれど、日々の仕事の“判断の芯”が少しずつ強くなる感じがありました。 自分の会社の数字を“ただの結果”ではなく“未来を作る材料”として見たい人に刺さる本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




