
実況!ビジネス力養成講義 ファイナンス (日本経済新聞出版)
石野雄一
累計読者数57
平均ハイライト数 82.9件/人
推定読了時間 約5時間41分
star総合評価 69/100
start序盤集中型
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この本について
ファイナンスの本って、「結局なにを見られるようになればいいのか」がぼんやりしたまま終わることが多いですよね。PLはなんとなく読めるけれど、営業利益と当期純利益のどちらに注目すべきか迷ったり、資本コストの話になると急に霧がかかったり。経営者でも現場でも、このあたりの理解があいまいなまま意思決定している場面は、正直すごく多いと思います。僕自身、同じところで長くつまずいていました。 この本がいいのは、会計やファイナンスを「何のための道具なのか」から説明してくれるところです。たとえば、営業利益を最重要とする理由を、日本特有の経常利益との対比で腑に落ちる形で語ってくれるし、WACCや株主資本コストといった概念も、式より先に“どういう場面で必要になるのか”が描かれます。株主と経営者の関係の話や、キャッシュが尽きた瞬間に企業が終わるという当たり前の事実も、具体的なエピソードを交えて語られるので、単なる知識ではなく行動の基準として残る感じがあります。PLだけでなくBSを見る意義も、「経営者の意志が出るから」という説明があることで、実務での見え方が変わりました。 数字に強くなりたいというより、「会社がどんな構造で動いていて、どこに価値が宿るのか」を自分の言葉で説明できるようになりたい人には特に刺さる本です。僕もそうでしたが、曖昧なまま判断していた部分に、ひとつひとつ灯りをつけてくれる感覚があります。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの23%が集中しています。
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