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虚ろなるレガリア Corpse Reviver (電撃文庫)

虚ろなるレガリア Corpse Reviver (電撃文庫)

三雲 岳斗、深遊

KADOKAWA / 2021-06-10

累計読者数3
平均ハイライト数 1件/人
推定読了時間 約5時間
star総合評価 35/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 63%

この本について

仕事でも人間関係でも、自分の立ち位置がふっと揺らぐ瞬間ってありますよね。やるべきことは分かっているのに、どこに立って何を見ればいいのか分からなくなる。頭では整理しているつもりでも、気持ちだけが置いていかれるようなあの感じです。 『虚ろなるレガリア Corpse Reviver』を読んでいて、読者の方が「ヤヒロ」や「舷側」の場面を残していたのを見て、きっとその“立ち位置の揺れ”に反応したんだろうなと思いました。キャラが舷側に立って外の世界を見下ろすような、あの微妙な距離感。関わりたいけれど踏み込めない、守りたいけれど名乗り出るには勇気がいる。そういう曖昧な心の動きが、この作品はとても丁寧なんです。行動と感情のズレがそのまま描かれるので、読んでいるこちらの迷いまで整理されていく感じがありました。 そしてヤヒロという人物の「目的のために動いているはずなのに、どこか満たされない」ような空気感が、日常にそのまま重なる人は多いと思います。曖昧さを排除せず、それでも前に進む姿が描かれているので、読後に自分の迷いが少しだけ言語化される。大きな勇気をくれるというより、「今の自分の立ち位置でもいいのかも」と思わせてくれるタイプの物語です。 こんな人に刺さると思います。目的はあるのに、心だけが追いつかないまま進んでいると感じている人。読んでいる間だけでも、自分の迷いを安全に眺められる時間になります。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

その日、東京上空に現れた巨大な龍が、日本という国家の崩壊の始まりだった。 魍獣と呼ばれる怪物たちの出現と、世界各地で巻き起こった“大殺戮”によって日本人は死に絶え、日本全土は各国の軍隊と犯罪組織に占領された無法地帯と化してしまう。 ヤヒロは数少ない日本人の生き残り。龍の血を浴びたことで不死の肉体を手に入れた彼は、無人の廃墟となった東京から美術品を運び出す“回収屋”として孤独な日々を過ごしている。 そんなヤヒロを訪ねてきたのは美術商を名乗る双子の少女ジュリとロゼ。二人がヤヒロに依頼したのは、魍獣を従える能力を持つという謎の存在“クシナダ”の回収だった。 廃墟の街で出会った少年と少女が紡ぐ、新たなる龍と龍殺しの物語、堂々開幕!
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