
なぜ、お父さんはスーパー家電を買うのか?: ~現場起点のDX事業開発~ DX時代の歩き方
佐藤洋
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star総合評価 42/100
boltライト読書型
この本について
仕事で「お客さんの本音が全然つかめない」とか、「データは山ほどあるのに、意思決定がふわっとする」とか、そんなモヤモヤを抱えることって多くないでしょうか。DXとか顧客理解とか言われても、現場で手にしている数字が“本当に知りたいこと”と微妙にズレている感じ、僕もよくあります。 この本が面白いのは、そのズレを“現場起点でどう埋めるか”という視点で語っているところです。たとえば、合羽橋の実店舗がネット全盛期でも売れている話や、ワークマンが変わっていった意味づけの歴史。さらに、お父さんがマッサージチェアを買う理由が「家族を集めるため」だったというエピソードも、購買行動の裏の“気づかれていない動機”の存在を具体的に示していて、読んでいて何度も手が止まりました。データにない因果は、現場の観察と仮説でしか拾えないんだよな…と。 また、DXを「企業全体の改革」と言い切りつつも、現場がただの実行部隊ではなく、能動的に価値を発見できるという捉え方が心地よいです。顧客が明確なニーズを提示してくれない時代に、どうやって“意味づけ”をつくるのか。ここに悩んでいる人には、かなり刺さると思います。 特に、「行動データには原因が残らない」という指摘が気になった人や、「人間本位のDX」をどう捉えていいか曖昧なままの人には相性がいい一冊です。僕自身、仕事で数字に頼りすぎて視界が狭くなっていた時に読んで、少しだけ呼吸がしやすくなりました。
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