
グラレコの基本 その場で「聞く・まとめる・描く」
本園大介
日本実業出版社 / 2021-09-10
この本について
会議でメモをとっていて、後から見返したときに「自分でも何を書いたのか分からない…」みたいなこと、けっこうあると思います。まとめようとしているのに、文字も配置もバラバラで、情報が頭に入ってこない。自分なりに工夫しているつもりでも、どこをどう直せばいいのか掴みきれないまま時間だけが過ぎていく感じ、僕も長く抱えていました。 この本を読んで印象的だったのは、「絵がうまいかどうか」ではなく、「情報をどう扱えば相手に伝わる形になるのか」を手触りのあるレベルまで落としてくれているところです。たとえば、平芯マーカーの角度だけで線の太さを切り替え、横は細く縦は太い“横細縦太”にする、というあの抜粋の部分。たったこれだけで文字が読みやすくなり、レコーディング全体が整理された印象になるのを実際に試してみて実感しました。また、描き方のルールを最小限に絞ってくれるので、会議のスピードに追いつけないあの焦りが少しずつ減っていきます。情報の聞き方、まとめ方、視覚化の順番が整うと、単なるメモが「考えるための土台」に変わる感じがするんですよね。 特に、議論の要点をうまく残せずモヤモヤしている人や、資料にまとめる前段階でいつも時間がかかってしまう人には刺さりやすいと思います。僕自身、特別なスキルを身につけたというより、視点の置き場所が一段階クリアになった感覚がありました。グラレコという名前に気後れしていた人でも、日常のメモから自然に使える内容だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの50%が集中しています。
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