
負けヒロインが多すぎる! 3 (ガガガ文庫)
雨森たきび and いみぎむる
累計読者数3
平均ハイライト数 3.3件/人
star総合評価 39/100
boltライト読書型
この本について
人と話しているつもりなのに、いつの間にか「自分の気持ちを伝えるだけ」で終わっていたり、相手の本当の温度に気づけなくて後から自己嫌悪したり。そういうモヤモヤって、仕事でも人間関係でも、けっこう尾を引きますよね。強く見える人ほど実は不安定だったり、逆にそばにいる誰かの小さな震えに気づけなかったり……自分でも思っていた以上に、人との距離感ってむずかしいなと感じることがあります。 『負けヒロインが多すぎる!3』は、恋愛ラブコメの体裁をしつつ、登場人物たちの「言葉には出していない孤独や覚悟」が丁寧に描かれています。抜粋にもあるように、小鞠のように強く見えて実は不器用な子が、好きだという気持ちを抱えたまま前に進もうとする姿や、八奈見がふと見せる静かな表情に宿る“言えなかった気持ち”。そういう微細な心の揺れを見ていると、人と向き合うってこういう難しさなんだよなと自然に考えさせられます。 特に効くのは、自分中心の会話になりがちなときに「相手の気持ちを引き出すとは、どういうことか」を具体的に想像できる点や、誰かが抱えている沈黙の理由を一瞬だけでも立ち止まって考える余白を与えてくれるところ。好きでも諦めなきゃいけない瞬間の痛みや、それでも前に進もうとする人の強さを、少しだけ自分事として受け取れるはずです。 人間関係で「相手の心の揺れに気づけない自分がこわい」と感じたことがある人には、とても刺さる一冊だと思います。
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要





