
この本について
やることが多い日は、気づくと頭の中がざわざわしてきませんか。やらなきゃいけないことも、やりたいことも全部混ざって、どれから手をつければいいのか分からなくなるあの感じ。手帳を開けば落ち着くと分かっていても、「どこにどう書けばいいんだっけ」と手が止まってしまう日もありますよね。 この本は、そんな“手帳迷子”みたいな状態に、ちょっとだけ呼吸を取り戻させてくれる一冊でした。図書館のレシートを貼るだけのページでもいいし、ふせんをそのまま貼り付けてもいい。完璧に整えなくても、今の自分を残していける形がちゃんと用意されている。その柔らかさがまずありがたいです。さらに、デジタルとアナログをきっちり分けず、記録のしやすさで選べばいいという考え方も気が楽になります。ノートが開けないならアプリへ、どこに置くか迷わないように手順を決めておく。こういう“迷いを減らす工夫”は、実生活でそのまま使えました。 もう一つ響いたのは、思考のクセに触れている部分です。やらなくていい理由に説得されてしまうときの、あの自分でも説明できない感覚。この本はそこに「認知のゆがみ」という具体的な名前をつけてくれるので、自分を責めるより先に「あ、またこれだな」と気づけるようになります。今日の分だけを見る、先の心配は追い出す、という運用ルールも、焦りや不安に押されやすい日にはかなり助けになりました。 手帳をもっと“気楽に続けたい人”、あるいは“自分の思考と上手につき合いたい人”には特に刺さると思います。整えるためではなく、自分を肯定するために手帳を使うという視点が、読んだあと自然と残る一冊でした。
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