
60分でわかる! メタバース 超入門
武井 勇樹
技術評論社 / 2022-04
この本について
メタバースって話題になるたびに聞こえてくるけれど、「ゲームの延長なのか、ビジネスの話なのか」「結局いつ本格的に広がるんだろう」と、いまいち掴みどころがないまま時間だけ過ぎていく感覚がありました。僕自身もその一人で、興味はあるのに、自分の仕事や生活にどう関わるのかまでは結びつかなくてずっと宙ぶらりんでした。 この本は、そういう“距離感の取り方がわからない人”にちょうどいい入口になりました。特に刺さったのは、まず今のメタバースはほとんどが「クローズド」で、そこから5〜10年かけて「オープン」に進化していくという現実的な時間軸の話。流行語的な盛り上がりとは別に、技術がどう積み上がっていくのかが見えるだけで、自分の中に落とし込めるようになりました。それから、メタバースが“特別なデバイス前提”ではなく、端末・制作ツール・通信の進化が揃ってきたことでようやく一般化したという説明も、曖昧だった霧が晴れる感じがありました。結局のところ、ゲームが先行しているのにもきちんと理由があるんですよね。 読み終えて思ったのは、「すぐ何かを作ろう」という話ではなくて、どのレイヤーで何が起きているのかを把握するだけで、自分の業界にどう影響しそうかが見えてくるということ。観光、製造、マーケティング…すでに使われ方が具体的になっている事例を知るだけで、単なる未来予想図ではなく“地続きの変化”として感じられます。 メタバースを“流行りもの”ではなく、現実的な技術進化として捉え直したい人には刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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