
サスペンス小説の書き方
パトリシア・ハイスミス、坪野圭介
フィルムアート社 / 2022-02-25
累計読者数4
平均ハイライト数 5.5件/人
推定読了時間 約2時間19分
star総合評価 50/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 57%
この本について
創作に向き合っていると、「いま書いているものに自信が持てない」とか、「勢いが続かなくて手が止まる」とか、そんな小さな詰まりが積み重なる瞬間があると思います。僕も同じで、何度もノートを開いたまま固まってしまう日があります。 この本が助けてくれたのは、焦って物語を形にしようとする自分をいったん横に置けたことでした。物語は急かしても育たないし、むしろ感情が満ちて「語らずにいられない」と感じるまで待っていい。その視点に触れたことで、完成までの時間に意味を見いだせるようになりました。また、作家としての“個別性”を信じていいという言葉にも救われました。他人の正解ではなく、自分の中にある芽を拾うために、数語でもノートに残しておく。停滞しているときほど、その小さな断片が助けになる感覚があります。 物語の緊張感やサスペンスの定義についても、「暴力や死の可能性がただ漂っている状態」とシンプルに示してくれるので、構成を複雑に考えすぎていた人には肩の力が抜けるはずです。 自分の書くものが「これでいいのか」と迷いやすい人に特に刺さる一冊だと思います。自分のペースで創作と向き合いたいときにそっと背中を押してくれる本です。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第7章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの27%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
パトリシア・ハイスミス曰く、「あらゆる物語には、サスペンスがある。」 鋭利な観察眼と執拗な心理描写、深い洞察と巧みな構成で世界中の読者を魅了するサスペンスの巨匠が、「書くこと」と「仕事にすること」についてのノウハウを明かす。 「私は物語のきっかけになるような日々の出来事からこの本を始めている。作家はそこから進んでいく——まず作家が、次に読者が動き出す。芸術はいつでも、おもしろいことや、数分ないし数時間を費やす価値があると思えることを語って、読者の気を惹けるかどうかの問題なのである。」(本文より) 鋭利な観察眼と執拗な心理描写、深い洞察と巧みな構成で多くの文芸ファンをも魅了するサスペンスの巨匠、パトリシア・ハイスミス。「この本はハウツー式の手引き書ではない。どうすれば成功する本、つまり読みやすい本が書けるかを説明することは不可能である」と本書冒頭で確言する著者が、自らの「小説を書くことと、それを職業にすること」についてのノウハウを明かした、文章読本・執筆論。 本書は、1966年に初版が刊行され、その後なんども版元を変えながら現在まで熱心に読み継がれてきたハイスミスの隠れた名著。長編・短編集を合わせ30タイトルほどある作品のほぼすべてが邦訳されている作家の唯一の小説指南書であり、今回が待望の初邦訳となる。 何が「小説を書くこと」を専門的職業としうるのか、なおかつ何がそれを刺激的で生き生きとしたものにするのか。同時に、絶えず失敗の可能性を秘めたものである「執筆」において、失敗から学べることとはなんなのか。ハイスミスは本書において、サスペンス小説の重要な要素をプロセスに分けて解説し、アイディアの芽、書き始め、プロットの作り方、行き詰まり、初校、改稿など、自身の小説から豊富な実例を示しながら余すところなく説明していく。自身の経験から成功や失敗についても包み隠さず語られ、そのキャリアに基づいた実践的なアドバイスは、失敗や行き詰まりを経験した作家志望者の心を必ず捉えるだろう。ミステリにとどまらず、全てのジャンルの小説家志望者の必読書!
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要




