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別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語 こうして時代は転換した

別冊NHK100分de名著 集中講義 平家物語 こうして時代は転換した

安田 登

累計読者数4
平均ハイライト数 8.5件/人
star総合評価 45/100
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この本について

仕事でも生活でも、「なんだか時代の空気が変わってきてる気がするけど、自分の中で何がズレているのか言葉にできない」という感覚ってありませんか。表向きは同じように過ごしているのに、内側ではじわじわと何かが変わっている気がして落ち着かない。私もずっとその正体がつかめずにいました。 この本を読んで驚いたのは、『平家物語』がまさに“そんな時代の変わり目”を丁寧に描いているということでした。武士と貴族の価値観のズレ、古い倫理観と新しい倫理観の衝突、そして無意識の領域ごと変わっていく「あわい」の状態。大事件の始まりが、実は些細な恨みや小さな人事から連鎖していく流れも、私たちの職場や日常とそんなに遠くない。表の物語よりも、その裏で起きている“見えない変化”の積み重ねに気づかされます。 さらにおもしろいのは、能とのつながりから語られる「思い出さない過去がふっと顔を出す」感覚です。忘れたつもりの自分が何かの拍子に現れて、場合によっては眠気となって押し寄せるという話が妙に腑に落ちました。時代の転換だけでなく、自分の中の変化まで扱ってくれるので、読み終わったあとに少し心が軽くなるんです。 歴史の話を知りたいというより、「時代の変わり目にどう立っていればいいのか」に悩んでいる人に刺さる一冊だと思います。

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