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格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか

オデッド・ガロー、柴田 裕之、森内 薫

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この本について

最近、「なんで国や地域ごとにこんなにも違いが生まれるんだろう」と考え込むことがよくあります。個人の努力だけでは説明できない差を前にすると、どうしても自分のいる場所の“条件”に意識が向いてしまうんですよね。そこから先、思考が止まることも多いです。 『格差の起源』は、そこで立ち止まっている自分の視界を少し広げてくれました。たとえば、灌漑が必要な稲作と小麦栽培で文化がどう分かれたかとか、産業革命期に「子どもの数を減らして教育に振り向ける」という選択がどう生まれたかとか、そういう細かい事情の積み重ねが、いまの制度や価値観につながっている。読んでいると、国ごとの格差を「誰かの失敗」と切り捨てず、長い時間の流れの中で理解できるようになります。 もう一つ助かったのは、歴史が“たまたまの条件”で大きく動いてしまう怖さと面白さが、そのまま現実の仕事や組織にも当てはまると気づけたことです。文化が変わりにくい理由、教育が投資として機能するタイミング、制度の小さな違いが後々の大差につながる話など、自分の周りを見るときの解像度が上がります。 背景を知ることで、いまの世界をどう扱うか考えたい人に向いている本です。

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