
「経済成長」の起源:豊かな国、停滞する国、貧しい国
マーク・コヤマ, ジャレド・ルービン, and 秋山 勝
この本について
仕事のことを考えていると、「結局、何が国や地域の差を生むんだろう…自分の置かれた環境ってどう作用してるんだろう」と、ふわっとした疑問が頭に残ることがありませんか。努力とか才能みたいな話に回収しきれない“背景”がある気がして、そこを放置したまま日々判断している感じがあるんですよね。 この本は、その背景を歴史とデータの視点から淡々とほどいてくれます。文化がどう人の行動を形づくるのか。資源や地理の要因がどこまで説明力を持つのか。そして、それだけでは説明しきれない“持続的な成長が起きた瞬間”に何が働いたのか。読者が保存した抜粋を見る限り、数字や制度の話よりも「人間の世界観がインセンティブにどう反応するか」という部分に刺さっている人が多いのだと思います。そこがこの本の一番面白いところで、生活水準を身長や平均寿命で読むような素朴な手つきもあって、構造の話が急に自分事としてつながる瞬間があります。 読んでみて思ったのは、「国が豊かになる条件」を知ることが、直接的に仕事や人生の判断に効いてくるということです。自分が属する組織や地域で何が“変えやすく”、何が“変えにくい”のかが少しだけ掴めるようになる。本書は決して魔法みたいな答えをくれるわけじゃないですが、迷ったときの地図の縮尺を一段変えてくれる感覚がありました。 特に、環境のせいにしたくないけれど、環境の影響は無視できないと感じている人に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
格差の起源 なぜ人類は繁栄し、不平等が生まれたのか
オデッド・ガロー、柴田 裕之、森内 薫

国家はなぜ衰退するのか 権力・繁栄・貧困の起源(上)
ダロン・アセモグル, ジェイムズ・A・ロビンソン, and 鬼澤 忍

銃・病原菌・鉄 下巻
ジャレド ダイアモンド and 倉骨 彰

Guns, Germs and Steel: The MILLION-COPY bestselling history of everybody (English Edition)
Jared M. Diamond

そのとき、「お金」で歴史が動いた
ホン・チュヌク、米津篤八
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要