
大学4年間のデータサイエンスが10時間でざっと学べる (角川文庫)
久野 遼平 and 木脇 太一
KADOKAWA / 2022-12-22
この本について
データサイエンスに興味はあるけど、毎回どこから手をつければいいのか迷う…という声をよく聞きます。Python を開けば文法でつまずき、ウェブの情報を読めば専門用語に押し戻される。自分も同じでした。仕事でデータを扱う場面が増えるほど「全体の流れを一度つかみたい」という気持ちだけが強くなっていました。 この本が助かったのは、技術単体ではなく“流れ”で理解できたことです。BeautifulSoup のような具体的なツールの名前が出てくる一方で、そもそもデータの収集方法には何があるのか、アルゴリズムとは何を指しているのか、ループや関数の考え方がどう応用されていくのかが、大学の授業をざっと横断するように整理されている。たとえばソートの話ひとつ取っても、バブルソートやクイックソートをカードの並び替えで説明してくれるので、「ああ、こういう発想でアルゴリズムは生まれるのか」と腑に落ちる感覚がありました。 また、データセンターやハードウェアの話まで触れられていて、データ分析の裏側で何が動いているのかを知れるのも良かったです。データを触る人間の仕事は何で、機械に任せられる部分はどこなのか――この境界が見えるだけで、実務での判断が少しやりやすくなります。 コードも数学もまだ自信がないけれど、全体像をつかんで前に進みたい人に向いている本だと思います。仕事でなんとなくデータに追われている人ほど、視界が少し開くはずです。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
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