
僕が親ならこう育てるね
ひろゆき
扶桑社 / 2021-09-15
この本について
子育ての話って、正解がないのに周りの声だけはやたら大きくて、自分のやり方が合っているのか不安になることがありますよね。僕も「これでいいんだろうか」と立ち止まる日が多いのですが、そんなときにこの本を読むと、少し肩の力が抜けました。ひろゆきさんの意見は賛否が分かれるところもありますが、抜粋を読んでいると、読者が刺さった場所って案外「現実的で、がんばりすぎない視点」なんだろうなと感じます。 例えば、競争率の高い土俵で勝とうとするより、子どもが苦にしない分野を一緒に探してあげるという考え方。これって、親の見栄や世間の比較から少し距離を置くことで、ようやく見える発想なんですよね。あるいは、ケンカも「能力を認め合っているから起きる」と捉え直す話も、親子に限らず日常の人間関係にそのまま使える視点だと思います。衝突=悪ではなく、その後の関係がラクになるケースもあるというのは、実体験として腑に落ちる人が多いはずです。 さらに、この本が丁寧に触れているのは、親自身が完璧でなくていいという前提です。「自分も毒親になるかもしれない」と思える人はまとも、という一文は、理想と現実の間で揺れている人にはかなり救いになると思います。子どもの目標を親が決めるのではなく、好奇心を止めないことに集中する、叱ると怒るを区別する、インターネットも“使える子”に育てるなど、どれもすぐに取り入れられる現実的な視点ばかりです。 こんな考え方が刺さるのは、「子育てで迷い続けているけれど、極端な主張にはついていけない人」。僕自身もその一人で、この本は背中を押すというより、並走してくれる感じがありました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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