
麹町中校長が教える 子どもが生きる力をつけるために親ができること
工藤勇一
かんき出版 / 2019-10-17
この本について
子どもにどう向き合えばいいのか、正解が見えないまま日々迷うことが多いと思います。叱る基準もブレるし、学校でのトラブルをどう受け止めるかも悩ましい。自分の言葉が子どもを縛っていないかと思うと、余計に何が正しいのか分からなくなるんですよね。 この本は、そういう「親としての揺れ」をそのまま持ち込んで読んでいい本だと感じました。たとえば、叱るにも優先順位があって、全部を同じ熱量で注意しなくていいという話。これだけでも肩の力が抜けますし、子どもと向き合うときの視点が少し変わります。 さらに、親が言った言葉が子どもに“概念”として刷り込まれてしまうという指摘も痛いほど刺さります。つい「この子は〇〇だから」と説明してしまいがちだけれど、その一言が未来の選択肢を狭めてしまうかもしれない。じゃあどうしたらいいのかというと、「でも、これが正しいかどうかはわからないよ」と一言添えて、子ども自身の判断を残しておく。これは家庭でもすぐに使える視点でした。 受験やトラブルの場面でも、親が“揺れない存在”としてそばにいれば、結果がどうであれ子どもは前に進める。問題をゼロにするより、起きたことを自律の学びに変える方が大事だという考え方も、迷ったときの支えになります。 「子どもを守りたいけれど、過干渉にはなりたくない」「叱り方や言葉の選び方に自信が持てない」そんな人に静かに響く一冊です。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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